大人になってから英語を始めるなら出川になれ(出川イングリッシュ編)

大人になってから英語を始めるなら出川になれ(出川イングリッシュ編)

あの有名なテレビ番組の出川イングリッシュはご存知ですか?

 

お笑い芸人の出川哲郎が海外で与えられたミッションを自分の英語だけでクリアしていくという人気コーナーです。

 

 

彼の英語ははっきり言って恥ずかしいレベルで、語彙力、発音、リスニング、全部平均的な日本人よりも下だと思います。

 

 

が….しかしなぜ彼は次々とミッションをクリアしてしまうのでしょうか?

 

 

それは….

 

 

彼の魂とコミュニケーション能力がずば抜けているからだと思います。( ゚Д゚)

 

言い換えるならポジティブで折れない心と他人を惹きつける力があるのだと思います。

 

 

 

これから英語を始める人も、すでにある程度話せる人も非常に参考になるのではないのでしょうか?

 

英語を勉強している人が必ずぶち当たる壁があります。

ちゃんと英会話の勉強しているのに実際にリアルガチ(出川風)で外国人と会話すると全然しゃべれない(/o\)

 

これは日本の教育方針によるものなので仕方がないのですが、学校の英語はどうしても文法メインなので実践で使う機会が十分にないし、会話のトレーニングもほとんどしないので仕方がないんですよね。会話は教科書通りに進むことはほとんどないので、何度もつまづきながら少しづつ覚えるしかないんですよ。

 

 

それでも少ないボキャブラリーで会話を成立させてしまう出川イングリッシュの凄さはなんなのか?を検証したいと思います。

 

 

 

言いたいことが的確で最小限のフレーズ

 

彼の英語の特徴は、言いたいことや知りたいことを文法を無視して最小限のフレーズで話していることです。これは学校では教えてくれませんよね。でもこの使い方が本当にうまいです。まるで連想クイズのように単語を並べて自分の言いたいことを伝えます。

 

 

例えば、サンフランシスコで

 

 

Q 1ドル札に描かれている人物は誰か?

 

の質問にまず

 

ドゥーユーノーマネー?
(お金は知ってますか?)

 

と道行く人に聞き、この時にこれからお金に関する質問をするという想像をさせておいて

 

 

ワンダラー!
フェイス!
フー?
(1ドル、顔、誰)

 

 

と完璧に文法を無視して、

 

 

それでも伝えたいことは確実に伝えられる能力はさすがですよね(笑)

 

 

この時の状況を自分に置き換えてみてください

 

 

ほとんどの日本人、特に英語学習を真面目にやっている人は英語を話すときに文法をすごく意識すると思います。それはそれで良いことなのですが、実践ではそれよりも会話のリズムが大事なことが多いです。恥ずかしい気持ちや、きちんと英語を話せないことが恥だと思ってしまうと負のスパイラルに陥ってしまいます。

 

ダメな例をあげると、

 

 

>Q 1ドル札に描かれている人物は誰か?

 

 

Who do you… think? あ~…描く、描く?…people…one dollar?…………..

 

 

こういう感じになってしまう人は多いのではないかと思います。もちろん英語学習者にとって会話を上達させる練習なので全然良いですし、この時点で出川さんよりも語彙力があるのですが、実際は伝えたいことが伝わりづらいと思います。

 

 

英語をきれいに話そう、という思いが、伝えたいことよりも強くなってしまうと相手には伝わりづらくなってしまいます。

 

 

ということは、

 

 

英語を話すときは伝えたいことを常に意識しながら文法を上達させないといけないのです。こういうシチュエーションに慣れている人は初心者でも会話の途中で文法にひっかかりそうになったら瞬時に伝えたいワードをメインに会話を成立させています。これは結局慣れと根性なので場数を増やすしかないのです。

 

 

他人でも自然と溶け込む才能

普通の人が出川さんみたいにいきなり話しかけたら絶対に怪しまれます。実は彼はいきなり話しかけているようで、さりげなく話しかけている場面が幾度となくあります。

 

バナナを食べている男性には「I love Banana.」と言ってから話を切り出しているし、話しかけた女性がたまたま携帯電話を持っていたら「ナンバーチェンジ?(番号交換する?)」と、ナンパまで始めてしまいます。彼は聞きたいことは頭の中にあるものの、その時の状況でタイミングを図ったり、どこまで話しかけて良いか、見極めるのが上手いんです。その結果ほとんどの人が真摯に対応してくれています。

 

 

一方で、英語がネイティブレベルの河北麻友子さんが話しかけてもほとんど誰も答えてくれないことも興味深かったです。これもいくつもの要因があると思います。まず、彼女が

 

 

若くて綺麗な女性であること
英語が堪能であること
困っているように見えないこと

 

これ全て、出川さんには当てはまらないですよね?助けてあげたいという要素がなく、気の毒かもしれませんが海外ではこういう場面では何かの勧誘だと思われても仕方ありません。

 

 

そして決定的に違うことは、話しかけ方が

Can I ask you something?(質問してもよろしいですか?)

と話しかけていることです。

 

 

確かにこれは礼儀かもしれませんが、これだと立ち止まってくれません。日本でもほとんど変わらないと思いますが、相手の心を開かせるには相手の気持ちに寄り添った、大げさに言えば毎回オリジナルの話しかけ方で挑まなくては新鮮さがありません。これは本当に難しいと思うのですが、出川さんは見事に出来ているのではないかと思っています。

 

 

「ソーリーソーリーね」と言ったり、

見ず知らずの人にいきなり「nice to meet you.(ナイストゥミーチュー) 」と言って近づいたり、

すでに質問しながら一緒に歩いたり、この人の恥じらいのなさやハートの強さは僕も見習いたいです。

 

 

どのように出川になれば良いか?

どんなに勉強して頭の中に英単語やら文法やらを叩き込んだって実際に話をする時の教科書なんてありません。リアルガチな場面に言いたいことを言えるようになるには、やっぱり経験が物を言うと思います。何度も同じことを繰り返していけば、脳が勝手に反応してくれるようになるし、自信も付いてきます。そこのレベルに達するまでは出川イングリッシュを駆使して、へこたれずに前向きに取り組めば長続きするのではないか、と僕は思っています。楽しめなければ長続きしないし、長続きしなければ成長できないと思います。

 

 

大人になってから英語を始めても、下手な英語を使っても、人を感動させられることって素晴らしいと思いませんか?

 

 

隠れキリシタンならぬ、隠れ英語初心者の方には出川イングリッシュをぜひおすすめします。

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